iPhoneのiOSをアップデートした直後に、「LINEが開かない」「起動してもすぐ落ちる」「メッセージを送れない」「通知が来なくなった」といった問題が発生することがあります。
iOSアップデート後のLINEトラブルは、LINEアプリのバージョンが古い場合だけでなく、一時的なシステムの不具合、ストレージ容量の不足、通信設定、通知設定などが原因になることがあります。
すぐにLINEを削除してしまうと、トーク履歴などを復元できなくなる可能性もあります。まずはデータを消さない方法から順番に確認することが大切です。
LINEをアンインストールするのは最後の手段です。LINEが開ける場合は、削除する前にトーク履歴のバックアップやアカウント情報を確認しておきましょう。
iOSアップデート後にLINEが使えなくなる主な原因
iOSを更新した直後にLINEだけが正常に動かなくなった場合、主に次のような原因が考えられます。
| 原因 | 起こりやすい症状 |
|---|---|
| LINEアプリが古い | 起動しない、すぐ落ちる、一部機能が動かない |
| iOS更新直後の一時的不具合 | LINEが固まる、画面が進まない |
| ストレージ容量不足 | 起動が遅い、強制終了する、更新できない |
| ネットワークの問題 | メッセージを送れない、LINEにアクセスできない |
| 通知設定が変わった | LINEは使えるが通知だけ来ない |
| LINE側の障害 | 複数の利用者で同時に問題が発生する |
1.LINEを完全に終了してから起動し直す
iOSアップデート後は、以前の状態で動作していたLINEの処理が正常に引き継がれず、一時的にアプリが固まることがあります。
まずはLINEを一度完全に終了して、もう一度起動してみましょう。
ホームボタンがないiPhoneの場合
- 画面下端から上方向へスワイプします。
- 途中で指を止めて、アプリの一覧を表示します。
- LINEの画面を上方向へスワイプします。
- ホーム画面から再びLINEを起動します。
LINEだけが一時的にフリーズしていた場合は、これだけで正常に戻ることがあります。
2.iPhoneを再起動する
LINEを終了しても改善しない場合は、iPhone本体を再起動します。
iOSアップデート後にはバックグラウンドでシステム処理が続いていることがあり、アプリの動作が不安定になる場合があります。
再起動によってメモリや一時的なシステム状態がリセットされるため、LINEだけでなく複数のアプリがおかしい場合にも有効です。
通常の再起動ができない場合
iPhone自体がフリーズしている場合は、対応機種では次の操作で強制再起動できます。
- 音量を上げるボタンを押してすぐ離します。
- 音量を下げるボタンを押してすぐ離します。
- サイドボタンを長押しします。
- Appleロゴが表示されたらサイドボタンを離します。
3.App StoreでLINEを最新版にアップデートする
iOSだけを新しくしてLINEアプリを古いバージョンのまま使用していると、新しいiOSとの組み合わせによって正常に動作しない場合があります。
App Storeを開いてLINEのアップデートが提供されていないか確認しましょう。
LINEをアップデートする手順
- 「App Store」を開きます。
- 右上のプロフィールアイコンをタップします。
- アップデート可能なアプリを確認します。
- LINEの横に「アップデート」と表示されていればタップします。
- 更新完了後にLINEを起動します。
App StoreでLINEを直接検索し、LINEのページに「アップデート」と表示されていないか確認する方法もあります。
4.iOSとLINEの対応バージョンを確認する
LINEには利用できるiOSの条件があります。
2026年8月時点では、最新版のLINEを利用する推奨環境はiOS 18.0以上です。
| iOS | LINEの利用状況 |
|---|---|
| iOS 18.0以上 | 最新版LINEの推奨環境 |
| iOS 17.0~17.7.7 | LINE 26.1.1まで利用可能 |
| iOS 16.0~16.7.14 | LINE 15.7.2まで利用可能 |
| iOS 15.0~15.8.6 | LINE 14.6.3まで利用可能 |
| iOS 14.8.1以下 | LINEを利用できない |
iOSを新しくしたこと自体がLINEの利用条件を下回る原因になるケースは少ないものの、古いLINEアプリを使い続けている場合は、iOS更新をきっかけに問題が表面化することがあります。
5.iPhoneの空き容量を確認する
iOSのアップデートには数GB以上の空き容量が必要になることがあります。
アップデート完了後にストレージの残り容量がほとんどなくなると、LINEが一時ファイルを作成できず、起動やトークの読み込みが不安定になる可能性があります。
LINEでは、正常に動作させるための確認項目として、端末の空き容量を2GB以上確保することを案内しています。
ストレージを確認する方法
- 「設定」を開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「iPhoneストレージ」をタップします。
- 空き容量を確認します。
容量が少ない場合は、使っていないアプリや不要な動画、写真、ダウンロード済みファイルなどを整理します。
6.「Appを取り除く」を試す
LINEを更新しても正常に動かない場合は、iPhoneの「Appを取り除く」機能を試してみましょう。
「Appを取り除く」は、アプリ本体をいったん削除して再ダウンロードする機能です。通常の「Appを削除」と異なり、書類とデータを端末に残した状態でアプリ本体を取り除けます。
LINE公式も、iPhoneでLINEに問題が発生している場合の対処方法として「Appを取り除く」を案内しています。
操作手順
- 「設定」を開きます。
- 「一般」を選択します。
- 「iPhoneストレージ」を開きます。
- アプリ一覧から「LINE」を選択します。
- 「Appを取り除く」をタップします。
- 確認画面でもう一度「Appを取り除く」を選択します。
- その後、LINEを再インストールします。
「Appを取り除く」と「Appを削除」は別の機能です。トーク履歴のバックアップが確認できていない状態では、「Appを削除」を安易に実行しないようにしてください。
7.Wi-Fiとモバイル通信を切り替える
LINE自体は開けるものの、メッセージを送信できなかったり、「LINEにアクセスできません」「サーバーへ接続できません」などと表示されたりする場合は、ネットワークに問題がある可能性があります。
次の操作を順番に試します。
- Wi-Fiを一度オフにして再度オンにする
- Wi-Fiから4G・5Gへ切り替える
- モバイル通信からWi-Fiへ切り替える
- 機内モードをオンにして数秒後にオフにする
- VPNを利用している場合は一時的にオフにする
- フィルタリングサービスなどを確認する
8.LINEだけモバイル通信が無効になっていないか確認する
iOSアップデート後にWi-FiではLINEを使えるものの、外出するとLINEが使えない場合は、LINEのモバイルデータ通信が無効になっていないか確認します。
- 「設定」を開きます。
- 「モバイル通信」を選択します。
- アプリ一覧からLINEを探します。
- LINEのモバイル通信をオンにします。
Wi-Fiでは正常に使えるのに4G・5Gでは使えない場合は、特に確認したい項目です。
9.LINEの通知が来なくなった場合は通知設定を確認する
LINE自体は正常に使えるものの、iOSアップデート後からメッセージの通知が表示されなくなった場合は、通知設定を確認します。
iPhone側とLINEアプリ側の両方で通知が有効になっている必要があります。
iPhone側の通知設定
iOSのバージョンによって表示位置が異なる場合がありますが、設定アプリからLINEの通知設定を開きます。
- 「通知を許可」をオン
- 「ロック画面」をオン
- 「通知センター」をオン
- 「バナー」をオン
- 必要に応じて「サウンド」をオン
- 必要に応じて「バッジ」をオン
LINEアプリ側も確認する
LINEを開ける場合は、次の設定も確認します。
LINE → ホーム → 設定 → 通知
通知がオフになっている場合はオンにします。
10.集中モードを確認する
「通知を許可」がオンなのにLINEの通知が表示されない場合は、iPhoneの集中モードも確認してみましょう。
睡眠、仕事、おやすみモードなどの集中モードが有効になっていると、LINEの通知がすぐに表示されないことがあります。
コントロールセンターを開き、「集中モード」が有効になっていないか確認します。
集中モードを使用したい場合は、集中モードの設定からLINEを通知可能なアプリとして追加する方法もあります。
11.LINEをアップデートできない場合
App Storeに「アップデート」が表示されているのに更新できない場合は、次の項目を確認します。
- iPhoneを再起動する
- Wi-Fiとモバイル通信を切り替える
- 機内モードをオン・オフする
- iPhoneの空き容量を増やす
- ダウンロードを一時停止して再開する
- Appのインストール制限を確認する
- 「Appを取り除く」を試す
LINE以外のアプリもApp Storeから更新できない場合は、LINEではなくApp StoreやApple ID、ネットワーク側の問題である可能性が高くなります。
12.スクリーンタイムの制限を確認する
アプリのインストールやアップデート自体ができない場合は、スクリーンタイムによってアプリのインストールが制限されていないか確認します。
家族が管理しているiPhoneや子ども用として設定されているiPhoneでは特に注意してください。
設定内の「スクリーンタイム」から、アプリのインストールや購入に関する制限を確認します。
13.LINE側で障害が発生していないか確認する
iOSアップデートと同じタイミングでLINEが使えなくなったとしても、必ずしもiOSアップデートが原因とは限りません。
LINE側で障害が発生している可能性もあります。
LINEヘルプセンターのお知らせなどを確認し、現在発生している障害や不具合が掲載されていないか確認しましょう。
家族や友人のLINEでも同じタイミングで問題が起きている場合は、LINE側の障害である可能性が高くなります。
14.LINEを再インストールする
ここまでの方法をすべて試しても改善しない場合は、LINEアプリを削除して再インストールすることで改善する可能性があります。
ただし、再インストールは最初に試す方法ではありません。
LINEを削除すると端末内のデータが消えます。トーク履歴をバックアップしていない状態で削除すると、過去のトークを復元できなくなる可能性があります。
LINEを開ける状態であれば、削除する前に必ずバックアップやアカウントの引き継ぎに必要な情報を確認してください。
LINEを開ける場合に確認しておきたいもの
- トーク履歴のバックアップ
- 電話番号
- Apple IDなどアカウント連携状況
- LINEアカウントに登録している情報
- バックアップが正常に完了しているか
特に仕事や学校などで重要なトークが残っている場合は、バックアップ状態を確認せずにLINEを削除しないようにしましょう。
症状別に確認する場所
| 症状 | 最初に試すこと |
|---|---|
| LINEがまったく開かない | LINE終了 → iPhone再起動 → LINE更新 |
| 開いてすぐ落ちる | LINE更新 → 空き容量確認 → Appを取り除く |
| LINEロゴから進まない | 再起動 → 通信切り替え → LINE更新 |
| トークを送信できない | Wi-Fi・4G・5Gを切り替える |
| Wi-Fiなら使える | LINEのモバイル通信設定を確認 |
| 通知だけ来ない | 通知設定・LINE内設定・集中モードを確認 |
| LINEを更新できない | 容量・通信・インストール制限を確認 |
| LINEにアクセスできない | 通信環境、VPN、障害情報を確認 |
iOSアップデート後にLINEが開かない場合のおすすめ順序
データを失うリスクが低いものから試すなら、次の順番がおすすめです。
- LINEを終了して起動し直す
- iPhoneを再起動する
- App StoreでLINEを最新版にする
- iPhoneの空き容量を確認する
- Wi-Fi・4G・5Gを切り替える
- VPNやフィルタリングを確認する
- 「Appを取り除く」を試す
- LINE側の障害情報を確認する
- バックアップ確認後に再インストールする
特に重要なのは、LINEが起動しないからといってすぐにアプリを削除しないことです。
iOSアップデート後にLINEだけおかしい場合はどうする?
SafariやYouTubeなどほかのアプリは正常なのにLINEだけが使えない場合は、iPhone全体よりもLINEアプリ側に問題がある可能性が高くなります。
この場合は、LINEのアップデート、アプリの再起動、「Appを取り除く」の順に試してみましょう。
反対に、LINE以外のアプリも次々と落ちたり、Wi-Fiにつながらなかったり、iPhoneそのものがフリーズしたりする場合は、iOS側の問題を疑います。
アップデート直後はiPhoneが重くなることもある
iOSを大型アップデートした直後は、写真や検索データなどの処理がバックグラウンドで行われ、一時的にiPhoneの動作が重くなる場合があります。
LINEの起動に時間がかかるだけで完全に操作不能ではない場合は、iPhoneを充電しながらしばらく使用し、端末の状態が落ち着いてからもう一度確認する方法もあります。
ただし、何度起動しても即座に強制終了する場合やエラーが繰り返される場合は、待つだけではなくLINEの更新や再起動などを試しましょう。
それでも直らない場合
すべての対処法を実施してもLINEを使用できない場合は、LINEヘルプセンターのお知らせを確認します。
LINE側で既知の不具合が確認されていれば、利用者側の設定変更では直せず、LINEアプリの修正版アップデートを待つ必要があるケースもあります。
一方、LINEだけでなくほかのアプリにも問題があり、iOSアップデート後からiPhoneそのものの動作がおかしくなっている場合は、Appleのサポートも確認しましょう。
まとめ
iOSアップデート後にLINEが使えなくなった場合でも、すぐにLINEを削除する必要はありません。
まずはLINEの再起動、iPhoneの再起動、LINEアプリのアップデートという安全な方法から試しましょう。
それでも改善しない場合は、ストレージ容量、ネットワーク、通知設定、「Appを取り除く」などを確認します。
LINE公式では、端末の空き容量を2GB以上確保することや、Wi-Fi・4G・5Gの切り替え、iPhoneでの「Appを取り除く」なども基本的な対処法として案内しています。
再インストールは有効な方法の一つですが、トーク履歴を失う可能性があります。LINEを開ける場合は必ずバックアップ状況を確認してから実行することが重要です。
