スマートフォンを紛失してしまった、故障して電源が入らない、すでに旧端末を処分してしまったなど、 以前LINEを使っていたスマートフォンを操作できない状態でも、 条件がそろっていればLINEアカウントを新しいスマートフォンへ引き継げる可能性があります。
特に重要なのは、「古いスマートフォンがあるかどうか」だけではなく、 LINEに登録していた電話番号やパスワード、Apple ID、Googleアカウントなどを現在も利用できるかという点です。
ただし、LINEアカウントそのものの引き継ぎと、過去のトーク履歴の復元は別です。 アカウントを取り戻せても、バックアップ状況によっては過去のトークがすべて戻らないことがあります。
古いスマートフォンなしでもLINEは引き継げる?
古いスマートフォンが手元になくても、一定の条件を満たしていればLINEアカウントを引き継げます。
代表的なのは、次のようなケースです。
SMS認証とLINEパスワードを利用します。
「Appleで続ける」を利用できます。
「Googleで続ける」を利用できます。
新しいLINEアカウントが必要になることがあります。
古い端末がある場合に利用できる「かんたん引き継ぎQRコード」は、 旧端末側でQRコードを表示する必要があるため、今回のように 旧端末が手元にない状況では基本的に利用できません。
まず確認したい4つの情報
新しい端末で操作を始める前に、次の情報を確認しておきましょう。
- 以前LINEに登録していた電話番号
- その電話番号で現在SMSを受信できるか
- LINEに設定したパスワードを覚えているか
- Apple IDまたはGoogleアカウントをLINEに連携していたか
この中でも、もっともスムーズなのは 「以前と同じ電話番号を現在も使っている+LINEのパスワードが分かる」ケースです。
方法1:同じ電話番号でLINEを引き継ぐ
機種変更前と同じ電話番号を新しいスマートフォンでも利用している場合は、 旧スマートフォンがなくても電話番号を使った引き継ぎを試せます。
基本的な流れは次のとおりです。
- 新しいスマートフォンにLINEをインストールする
- LINEを起動して「ログイン」を選択する
- 「その他の方法でログイン」を選択する
- 「電話番号でログイン」を選択する
- 電話番号を入力する
- SMSで届いた認証番号を入力する
- 表示されたアカウントが自分のものか確認する
- LINEのパスワードを入力する
- トーク履歴を復元できる場合は復元する
- 画面の案内に従って設定を完了する
手順1:新しいスマートフォンでLINEを起動する
新しい端末にLINEをインストールして起動します。 初期画面が表示されたら、既存アカウントを使用するため 「ログイン」をタップします。
手順2:「その他の方法でログイン」を選ぶ
旧端末がない場合はQRコードによる引き継ぎができないため、 「その他の方法でログイン」から電話番号などを使用します。
手順3:「電話番号でログイン」を選択する
続いて「電話番号でログイン」を選択します。 Apple IDやGoogleアカウントを連携していた場合は、ここから別のログイン方法を利用できる場合もあります。
手順4:電話番号を入力してSMS認証する
現在利用している電話番号を入力してSMS認証を行います。 以前LINEに登録していた電話番号と同じ番号を引き続き使っている場合は、この方法がもっとも分かりやすいでしょう。
手順5:SMSで届いた認証番号を入力する
入力した電話番号宛てにSMSで認証番号が届きます。 画面に認証番号を入力してください。
端末によってはSMSを受信すると、認証番号が自動的に入力されることもあります。
手順6:表示されたLINEアカウントを確認する
認証が完了すると、電話番号に紐付いているLINEアカウントが表示されることがあります。 プロフィール画像や名前をよく確認してください。
手順7:LINEのパスワードを入力する
本人のLINEアカウントであることを確認したら、設定していたLINEのパスワードを入力します。
LINEのパスワードを忘れた場合は?
旧スマートフォンが手元にない状態では、パスワードを思い出せるかどうかが非常に重要です。
パスワード再設定が必要な場合は、LINEに登録しているメールアドレスが現在も利用可能であれば、 再設定できる可能性があります。
「パスワードが分からないから新規登録しよう」と急いで操作するのではなく、 まずメールアドレス、Apple ID、Googleアカウントなど、利用できるログイン手段を確認しましょう。
方法2:Apple IDでLINEを引き継ぐ
以前のLINEアカウントにApple IDを連携していた場合は、 新しい端末から「Appleで続ける」を選択して引き継げる可能性があります。
おおまかな操作は次のとおりです。
- 新しいスマートフォンでLINEを起動する
- 「ログイン」をタップする
- 「その他の方法でログイン」を開く
- 「Appleで続ける」を選択する
- Apple IDの認証を行う
- 表示されたLINEアカウントを確認する
- 「ログイン」を選択する
- 必要に応じてトーク履歴を復元する
注意したいのは、単にApple IDを持っているだけではなく、 そのApple IDを以前からLINEアカウントに連携している必要があることです。
方法3:GoogleアカウントでLINEを引き継ぐ
GoogleアカウントをLINEに連携済みだった場合は、 「Googleで続ける」を利用して引き継げる可能性があります。
- LINEを起動して「ログイン」を選択する
- 「その他の方法でログイン」を選択する
- 「Googleで続ける」を選択する
- 以前LINEに連携したGoogleアカウントを選択する
- 表示されたLINEアカウントを確認する
- 画面の案内に従って引き継ぐ
「アカウントの引き継ぎを続けるためには?」と表示された場合
電話番号が変わっている場合やApple ID/Googleアカウントを利用した場合など、 引き継ぎ途中で「アカウントの引き継ぎを続けるためには?」という認証画面が表示されることがあります。
旧端末がなくてもPC版・タブレット版LINEを確認する
この画面が出たからといって、旧スマートフォンがない時点で必ず失敗するわけではありません。
すでにPC版LINEやタブレット版LINEへログインしている場合、 LINE公式アカウントから送られる引き継ぎ認証番号を、 そちらのトーク画面で確認できる可能性があります。
- 新しいスマートフォンで「引き継ぎ認証番号を受け取る」をタップする
- PC版またはタブレット版LINEを確認する
- LINE公式アカウントから届いた認証番号を確認する
- 新しいスマートフォンへ認証番号を入力する
- 「OK」などをタップして進む
電話番号が変わっている場合はどうする?
以前LINEに登録していた電話番号と、新しいスマートフォンの電話番号が異なる場合は、 同じ電話番号での引き継ぎより条件が複雑になります。
旧スマートフォンを操作できない場合でも、 事前に次の情報を登録していた場合は引き継げる可能性があります。
- 現在もメールを受信できるメールアドレス
- Apple ID
- Googleアカウント
一方で、電話番号が変わっており、旧端末もなく、 メールアドレスも使えず、Apple ID/Googleアカウントも連携していない場合は、 引き継ぎが非常に難しくなります。
旧端末がない場合のトーク履歴はどうなる?
ここは特に勘違いしやすいポイントです。
LINEアカウントの引き継ぎに成功したからといって、過去のトーク履歴が必ずすべて戻るわけではありません。
トーク履歴がどこまで復元できるかは、以前行っていたバックアップやOSの組み合わせ、 バックアップ用PINコード、利用しているバックアップ機能などによって変わります。
| 状況 | トーク履歴 | ポイント |
|---|---|---|
| iPhone → iPhone | iCloudなどのバックアップ状況による | 以前のバックアップが残っていれば復元できる可能性あり |
| Android → Android | Googleへのバックアップ状況による | バックアップデータが重要 |
| iPhone → Android | 通常バックアップでは制限あり | 異なるOS間では特に注意 |
| Android → iPhone | 通常バックアップでは制限あり | 15日以上前の履歴などに制約が生じる場合がある |
バックアップ用PINコードを設定していた場合
以前からバックアップ用PINコードを設定していた場合、 引き継ぎ時にPINコードの入力画面が表示されることがあります。
アルバムや友だちリストはトーク履歴とは扱いが違う
LINEの「トーク履歴」と、「友だち」「グループ」「アルバム」「ノート」などは同じ扱いではありません。
正しいLINEアカウントを引き継げれば、バックアップ不要で引き継げる情報もあります。 そのため、過去のトークが戻らなかったからといって、 友だちやグループまで必ず消えるというわけではありません。
古い端末がない状態でやってはいけないこと
いきなり「新規登録」を選ばない
以前のLINEアカウントを使い続けたい場合は、最初に「ログイン」を選択します。
状況を確認せずに新しいLINEアカウントを作成すると、 元のアカウントと別のアカウントを作ってしまう可能性があります。
知らない名前のアカウントへログインしない
電話番号認証後に知らない名前が表示されたときは、 自分のアカウントだと思い込んで先へ進まないようにしましょう。
SMSの認証番号を第三者に教えない
LINEの引き継ぎに利用するSMS認証番号や引き継ぎ認証番号は、 本人確認に使われる重要な情報です。
家族や友人を名乗る相手から聞かれた場合でも、認証番号を送らないようにしてください。
紛失した古いスマートフォンが見つかる可能性がある場合
端末を単に自宅で紛失しているだけなど、後から見つかる可能性がある場合は、 新しい端末での引き継ぎを急ぐかどうかも考えましょう。
新しい端末でLINEアカウントの引き継ぎを完了すると、 基本的には以前のメイン端末で同じLINEアカウントをそのまま利用し続けることはできません。
可能であれば旧端末を探し、トーク履歴のバックアップや登録情報の確認を済ませてから移行する方が安全です。
どうしてもLINEを引き継げない場合
次のような状態が重なると、既存LINEアカウントの引き継ぎができない可能性があります。
- 以前のスマートフォンがない
- 登録電話番号を現在利用できない
- 登録メールアドレスが分からない、またはメールを受信できない
- LINEのパスワードが分からない
- Apple IDを連携していない
- Googleアカウントを連携していない
- PC版・タブレット版LINEでも認証番号を確認できない
ただし、「アカウントの引き継ぎを続けるためには?」という認証画面で進めなくなった場合など、 利用可能なメールアドレスやApple ID、GoogleアカウントをLINEに登録しているケースでは、 LINEの問い合わせ窓口から必要な情報を送ることで対応可能な場合もあります。
旧スマートフォンなしのLINE引き継ぎ早見表
| 現在の状況 | おすすめの方法 | 旧端末 |
|---|---|---|
| 以前と同じ電話番号を利用中 | 電話番号+SMS認証+LINEパスワード | 不要 |
| Apple IDをLINEに連携済み | 「Appleで続ける」 | 不要の場合あり |
| GoogleアカウントをLINEに連携済み | 「Googleで続ける」 | 不要の場合あり |
| 電話番号が変更済み | 登録メールアドレスやApple/Google連携を確認 | 条件による |
| 引き継ぎ認証番号が必要 | PC版・タブレット版LINEを確認 | 不要の場合あり |
| 登録情報を何も利用できない | 既存アカウントの引き継ぎが困難 | ― |
今後の機種変更に備えて設定しておきたいこと
今回無事にLINEを引き継げた場合は、次に同じ問題が起きないよう、 新しいスマートフォンでアカウント情報を確認しておくことをおすすめします。
- 電話番号が現在の番号になっているか確認する
- 現在受信できるメールアドレスを登録する
- LINEのパスワードを確認・再設定する
- Apple IDまたはGoogleアカウントを連携する
- トーク履歴を定期的にバックアップする
- バックアップ用PINコードなど必要な設定を確認する
スマートフォンは故障・紛失・水没などによって突然操作できなくなることがあります。 「機種変更するときに設定すればいい」と考えるのではなく、 普段からLINEの登録情報とバックアップ状態を確認しておくことが重要です。
よくある質問
Q. 古いスマートフォンの電源が入らなくてもLINEを引き継げますか?
可能な場合があります。 以前と同じ電話番号でSMSを受信でき、LINEのパスワードが分かる場合は、 新しい端末から電話番号によるログインを試してください。 Apple IDやGoogleアカウントをLINEに連携済みなら、それらを利用できる場合もあります。
Q. SIMカードだけ新しい端末に入れればLINEも移りますか?
いいえ。SIMカードを移しただけではLINEアカウントの引き継ぎは完了しません。 新しい端末のLINEでログイン・本人確認などの手続きが必要です。
Q. 同じ電話番号ならパスワードは不要ですか?
電話番号によるLINEアカウントの引き継ぎでは、 SMS認証後にLINEのパスワード入力が必要になるのが基本です。 事前にパスワードを確認しておきましょう。
Q. かんたん引き継ぎQRコードは使えますか?
旧スマートフォン側でQRコードを表示する必要があるため、 旧端末が紛失・故障・処分済みなどで操作できない場合には利用できません。 電話番号やApple ID、Googleアカウントなど別の方法を利用します。
Q. PC版LINEにログインしていれば役に立ちますか?
はい。「アカウントの引き継ぎを続けるためには?」という認証画面が表示された場合、 LINE公式アカウントから送られた引き継ぎ認証番号をPC版・タブレット版LINEで確認できる場合があります。
Q. トーク履歴がなくても友だちは戻りますか?
正しいLINEアカウントを引き継げていれば、 友だちリストやグループなど、トーク履歴とは別に引き継がれる情報があります。 トーク履歴が復元できないことと、LINEアカウント自体を失うことは同じではありません。
Q. 電話番号もメールアドレスも分からない場合は?
Apple IDやGoogleアカウントをLINEに連携していなかったか、 PC版・タブレット版LINEにログインしたままになっていないか確認してください。 利用可能な登録情報や認証手段が何もない場合は、既存LINEアカウントを引き継げない可能性があります。
まとめ
古いスマートフォンが手元になくても、 LINEに登録していた情報を現在も利用できればアカウントを引き継げる可能性があります。
特に以前と同じ電話番号を使っている場合は、新しいスマートフォンから 「ログイン」→「その他の方法でログイン」→「電話番号でログイン」と進み、 SMS認証とパスワード入力を行う方法を試しましょう。
電話番号が変わっている場合でも、Apple ID・Googleアカウントの連携や、 PC版・タブレット版LINEなどが引き継ぎの手掛かりになる場合があります。
ただし、アカウントの引き継ぎとトーク履歴の復元は別問題です。 古い端末がない場合は後からバックアップを作成できないため、 それまでのバックアップ状況によって復元できるトーク履歴が変わります。
新しいLINEアカウントを作る前に、電話番号、メールアドレス、パスワード、 Apple ID、Googleアカウント、PC版LINEなど、 利用できる引き継ぎ手段が残っていないか一つずつ確認してみてください。
