LINEを起動したときに画面全体が真っ黒になったり、反対に真っ白な画面のまま何も表示されなくなったりすることがあります。
LINEのロゴすら表示されない場合もあれば、「ホーム」や「トーク」を開いたところで画面が白くなる、LINE内のニュースやWebページだけが真っ白になるなど、症状はさまざまです。
このような現象は、LINEアプリの一時的な不具合だけでなく、スマートフォンのメモリ不足、ストレージ容量不足、通信環境、LINEやOSのバージョン、Android System WebViewなどが関係している可能性があります。
この記事では、LINEの画面が真っ黒・真っ白になる主な原因と、データをできるだけ消さずに試せる対処法を順番に解説します。
LINEの画面が真っ黒・真っ白になる主な原因
まず考えられる原因を整理してみましょう。どの画面で発生しているかによって、原因をある程度絞り込めます。
| 症状 | 考えられる原因 | 最初に試したいこと |
|---|---|---|
| LINE起動直後から真っ黒 | アプリの一時的不具合、メモリ不足、LINEやOSの不具合 | LINEを終了して再起動 |
| LINE起動直後から真っ白 | 読み込み失敗、キャッシュ、通信、アプリ側の不具合 | 通信確認、LINE再起動 |
| ホームやトークだけ白い | キャッシュやアプリデータの読み込み不良 | キャッシュ削除 |
| ニュースなど一部だけ白い | 通信、Chrome、Android System WebViewなど | 関連アプリを更新 |
| アップデート後から発生 | LINEまたはOSとの互換性、一時的な不具合 | 最新版の有無を確認 |
| スマホ全体の動作も重い | メモリやストレージ不足 | 不要なアプリを終了、空き容量確認 |
原因1:LINEアプリが一時的に正常動作していない
もっとも単純なのが、LINEアプリの処理が一時的に止まっているケースです。
長時間LINEを起動したままにしていたり、複数のアプリを同時に使用していたりすると、画面を描画する処理が正常に進まなくなることがあります。
この場合はアプリをいったん完全に終了し、もう一度起動するだけで改善することがあります。
原因2:LINEのキャッシュに問題が発生している
LINEでは、表示を高速化するための一時データである「キャッシュ」が保存されています。
キャッシュが大量に蓄積したり、何らかの理由で正常に読み込めなくなったりすると、LINEの動作が重くなったり、正常に画面が表示されなくなったりする可能性があります。
LINE公式でも、LINEの動作が重い場合の対処法としてキャッシュ削除が案内されています。
LINE内の「キャッシュ」を削除しても、通常はトーク履歴そのものは削除されません。ただし、保存期間が終了している写真や動画などが再表示できなくなる場合があるため注意してください。
原因3:スマートフォンのメモリが不足している
スマートフォンでは、LINE以外にもブラウザ、動画アプリ、ゲーム、SNSなどがバックグラウンドで動作しています。
使用できるメモリが不足すると、アプリが正常に画面を描画できず、黒い画面や白い画面のまま止まることがあります。
特に、LINE以外のアプリも頻繁に固まる、ホーム画面への戻りが遅いといった症状がある場合は、端末側の負荷も疑ってみましょう。
原因4:ストレージの空き容量が少ない
写真や動画を大量に保存していると、スマートフォンのストレージ容量が不足します。
ストレージ不足は単に新しい写真を保存できなくなるだけではなく、アプリが一時ファイルを作成したりデータを展開したりする処理にも影響します。
LINE公式ヘルプでは、動作に問題が発生している場合、端末の空き容量を確認し、2GB以上の空き容量を確保することが案内されています。
原因5:LINEアプリが古い
古いLINEを長期間使い続けていると、新しいOSやLINE側のサービス変更との組み合わせによって正常に動作しなくなることがあります。
App StoreまたはGoogle PlayでLINEのページを開き、「アップデート」ボタンが表示されていないか確認しましょう。
原因6:スマートフォンのOSが古い
iOSやAndroidが古い場合も注意が必要です。
2026年8月時点で、最新版LINEの推奨環境は、iPhoneがiOS 18.0以上、AndroidスマートフォンがAndroid 11.0以上となっています。
古いOS向けには利用可能な旧バージョンのLINEが設定されている場合もありますが、古くなるほど一部機能が利用できない可能性があります。
原因7:通信が正常に行えていない
画面自体は開いているものの、表示に必要な情報を取得できていない場合、白い画面のように見えることがあります。
公共Wi-Fi、通信状態の悪い場所、Wi-Fiとモバイル通信が頻繁に切り替わる環境などでは、ネットワークを切り替えることで改善することがあります。
原因8:Android System WebViewやChromeの問題
AndroidでLINEそのものは動作しているのに、ニュースなど一部のページだけ真っ白になる場合は、Android System WebViewやGoogle Chromeが関係している可能性があります。
LINE公式でも、AndroidでLINEや関連アプリの一部ページが正常に表示できない場合には、Android System WebViewを最新版にし、それでも改善しない場合はChromeを最新版にする方法が案内されています。
原因9:LINE側で障害や不具合が発生している
自分の端末に問題がなくても、LINE側の障害によって正常に表示されないことがあります。
急に多数のユーザーで同じ症状が発生している場合や、それまで問題なく使用できていたのに突然すべての端末で読み込めなくなった場合は、LINE側の状況も確認しましょう。
まず試したい対処法の順番
黒画面や白画面になったからといって、最初からLINEをアンインストールする必要はありません。
データへの影響が少ない方法から順番に試すのがおすすめです。
対処法1:LINEを完全に終了してから開き直す
最初にLINEを完全終了させてから、もう一度起動してみましょう。
単純な一時的不具合であれば、これだけで正常な画面に戻る場合があります。
iPhoneの場合
- 画面下端から上方向へスワイプします。
- 途中で指を止めて、起動中アプリの一覧を表示します。
- LINEの画面を上へスワイプして終了します。
- ホーム画面からLINEをもう一度起動します。
ホームボタン搭載モデルでは、ホームボタンを素早く2回押してアプリ一覧を表示します。
Androidの場合
- 「最近使用したアプリ」の画面を開きます。
- LINEをスワイプして終了します。
- ホーム画面へ戻ります。
- LINEをもう一度起動します。
Androidはメーカーによって操作方法が異なるため、ジェスチャーナビゲーションやナビゲーションボタンの配置に違いがあります。
対処法2:スマートフォンを再起動する
LINEを終了しても直らない場合は、スマートフォン本体を再起動します。
再起動すると、一時的に使用されていたメモリが整理され、OSやアプリの処理が最初から読み込まれます。
LINE以外のアプリでも表示がおかしい、スマートフォン全体の動作が重いという場合には、特に試しておきたい方法です。
対処法3:Wi-Fiとモバイル通信を切り替える
LINEは起動できているものの白い画面のまま内容だけ表示されない場合は、インターネット接続も確認しましょう。
たとえば、現在Wi-Fiを使用しているのであれば、
- Wi-Fiを一度オフにします。
- 4G・5Gなどのモバイル通信へ切り替えます。
- LINEをもう一度開きます。
反対にモバイル通信で問題が起きている場合は、安定したWi-Fiへ切り替えて確認します。
対処法4:LINEを最新版へアップデートする
LINEのバージョンが古い場合は、最新版へアップデートします。
iPhone
- 「App Store」を開きます。
- LINEを検索します。
- 「アップデート」と表示されていればタップします。
Android
- 「Google Play ストア」を開きます。
- LINEを検索します。
- 「更新」と表示されていればタップします。
対処法5:スマートフォンの空き容量を確認する
ストレージの空き容量がほとんど残っていない場合は、写真・動画・不要なアプリなどを整理します。
LINE公式では、LINEに問題が発生した場合、端末の空き容量が2GB以上あるか確認するよう案内しています。
iPhoneで確認する場合
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」から、使用状況を確認できます。
Androidで確認する場合
一般的には「設定」→「ストレージ」などから確認できます。機種によって項目名は異なります。
対処法6:LINEのキャッシュを削除する
LINE自体は操作できるものの、一部の画面だけ真っ黒・真っ白になる場合や、全体的に動作が重い場合は、LINE内のキャッシュ削除を試します。
メイン端末のLINEでは、基本的に次の順番で操作します。
- LINEの「ホーム」を開きます。
- 右上の歯車アイコンから「設定」を開きます。
- 「トーク」をタップします。
- 「データの削除」を開きます。
- 「キャッシュ」の「削除」をタップします。
「キャッシュ」と「トーク履歴」は別のデータです。トーク履歴や写真・動画などを個別に削除する項目を誤って選択しないよう、表示内容を確認してから操作してください。
対処法7:Android System WebViewとChromeを更新する
Androidを使用していて、LINEのホーム画面やトークは表示できるのに、ニュースやLINE内の一部ページだけ真っ白になる場合は、Android System WebViewを確認します。
Android System WebViewは、アプリの中でWebコンテンツなどを表示するときに利用されるAndroidのシステムコンポーネントです。
次の順番で確認してみましょう。
- Google Play ストアを開きます。
- 「Android System WebView」を検索します。
- 「更新」が表示されていれば更新します。
- 改善しなければGoogle Chromeも最新版へ更新します。
- Androidを再起動してLINEを確認します。
対処法8:iOS・Androidをアップデートする
LINEだけを最新版にしても改善しない場合は、スマートフォンのOSに更新がないか確認します。
iPhone
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から確認できます。
Android
「設定」→「システム」→「システムアップデート」などから確認できます。
Androidの場合はメーカーによって「ソフトウェア更新」「システム更新」など名称が異なります。
特定の画面だけ真っ白になる場合は原因を切り分ける
LINE全体ではなく特定の場所だけ表示されない場合は、症状を切り分けると原因を探しやすくなります。
| 状態 | 確認ポイント |
|---|---|
| トークは正常、ニュースだけ白い | 通信、WebView、Chromeを確認 |
| 特定のトークだけ固まる | LINE再起動、キャッシュ削除を確認 |
| 画像や動画だけ表示されない | 通信状態、空き容量、LINE・OS更新を確認 |
| ホームを含めて全部黒い | LINE終了、端末再起動、アプリ更新を優先 |
| LINE以外のアプリも表示がおかしい | スマートフォン本体やOS側の問題も疑う |
AndroidでLINE内カメラだけ黒くなる場合
「LINE自体が真っ黒になる」のではなく、LINE内のカメラを起動したときだけ黒い画面になる場合は、通常の黒画面とは別の問題である可能性があります。
LINEでは過去に、Android端末でLINEアプリ内カメラを起動すると画面が黒くなる不具合が案内されており、Android 16 QPR2以降で修正されたことが確認されています。
カメラだけが黒い場合には、LINEだけではなくAndroidのソフトウェアアップデートも確認してください。
対処法9:LINE側で障害が発生していないか確認する
ここまでの対処法を試す前後に、LINE側で不具合のお知らせが出ていないか確認するのも有効です。
LINE公式では、サービス側で不具合が発生している場合、LINEヘルプセンターの「お知らせ」に掲載すると案内しています。
特に次のような状況では、自分のスマートフォンだけの問題ではない可能性があります。
- 突然LINEが使用できなくなった
- 家族や友人も同時にLINEを使用できない
- Wi-Fiとモバイル通信の両方で改善しない
- スマートフォンを再起動しても変化がない
- LINE以外のインターネット接続は正常
LINE側の障害であれば、スマートフォンの設定を大きく変更せず、復旧を待ったほうがよい場合があります。
それでも直らない場合はLINEを再インストールする
すべて試してもLINEの画面が真っ黒・真っ白のままの場合は、LINEアプリの再インストールを検討します。
ただし、再インストールは最初に試す方法ではありません。
トーク履歴のバックアップ、バックアップ用PINコード、LINEに登録している電話番号、ログインに必要な情報などを確認してから操作します。
LINE公式が案内している主な事前準備は次のとおりです。
- トーク履歴をバックアップする
- バックアップ用PINコードを設定する
- LINEに登録されている電話番号を確認する
- パスワードを確認・設定する
再インストールの基本的な流れ
- 必要なトーク履歴をバックアップします。
- アカウントの引き継ぎに必要な情報を確認します。
- LINEをアンインストールします。
- App StoreまたはGoogle PlayからLINEをインストールします。
- 現在使用しているLINEアカウントを引き継ぎます。
- バックアップしたトーク履歴を復元します。
バックアップしていないトーク履歴は、再インストールによって失われる可能性があります。画面が黒い・白いという理由だけで、準備せずにアプリを削除するのは避けましょう。
画面が黒い・白いときにやらないほうがよいこと
いきなりLINEをアンインストールする
もっとも避けたいのが、バックアップ状況を確認せずにLINEを削除してしまうことです。
アプリ再起動、スマートフォン再起動、更新、通信確認、キャッシュ削除など、データへの影響が少ない方法から試してください。
「データを消去」をむやみに実行する
特にAndroidの端末設定には、「キャッシュを削除」と「ストレージを消去」「データを消去」など、似たような項目が表示される場合があります。
キャッシュ削除とアプリデータ全体の消去は意味が異なります。よく分からない状態で「データを消去」を押すのは避けましょう。
何度も強制的に電源を切る
通常の再起動は問題ありませんが、電源ボタンの長押しなどによる強制終了を必要以上に繰り返す必要はありません。
端末自体がまったく反応しない場合を除き、通常の方法でLINEの終了やスマートフォンの再起動を行いましょう。
症状別におすすめの対処法
LINEをタップした瞬間から真っ黒
次の順番がおすすめです。
- LINEを完全終了
- スマートフォンを再起動
- LINEをアップデート
- OSをアップデート
- 空き容量を確認
- LINE側の障害を確認
- 最後にバックアップを確認して再インストール
LINEを開くと真っ白
- LINEを完全終了
- Wi-Fiとモバイル通信を切り替える
- LINEをアップデート
- スマートフォンを再起動
- LINEのキャッシュを削除
- AndroidならWebView・Chromeを確認
LINEのニュースやWeb画面だけ真っ白
Androidの場合は特にAndroid System WebViewとChromeを確認します。
また、Wi-Fiとモバイル通信を切り替え、通信環境の影響がないかも確認してください。
LINEだけでなく他のアプリも黒くなる
LINE固有の問題ではなく、スマートフォンのOS、メモリ、ストレージ、端末本体などに問題が発生している可能性があります。
端末の再起動、空き容量の確保、OS更新を行い、それでも複数のアプリで異常が続く場合は、端末メーカーやApple・携帯電話会社などへの相談も検討しましょう。
LINEの黒画面・白画面に関するよくある質問
まとめ
LINEの画面が真っ黒・真っ白になる場合は、LINEアプリが一時的に正常動作していないほか、キャッシュ、メモリ、ストレージ、通信環境、LINEやOSのバージョンなど、複数の原因が考えられます。
まずは次の順番で確認するとよいでしょう。
- LINEを完全に終了して開き直す
- スマートフォンを再起動する
- Wi-Fi・モバイル通信を切り替える
- LINEを最新版へ更新する
- ストレージの空き容量を確認する
- LINEのキャッシュを削除する
- AndroidではWebView・Chromeを更新する
- iOS・Androidをアップデートする
- LINE側の障害を確認する
- 最後にバックアップを行って再インストールする
特に注意したいのは、画面が表示されないからといって、すぐにLINEをアンインストールしないことです。
トーク履歴などを残したい場合は、可能な範囲でバックアップ状況やアカウント情報を確認してから再インストールしてください。
「LINE終了 → スマホ再起動 → 通信確認 → LINE更新 → 空き容量確認 → キャッシュ削除」の順番なら、比較的データへの影響を抑えながら原因を切り分けられます。
