LINEを開いたとき、突然「アカウントからログアウトされました」と表示され、いつものトーク画面を開けなくなることがあります。
自分でログアウトした覚えがなければ、「アカウントを乗っ取られたのでは?」と不安になるかもしれません。しかし、この表示は不正アクセスだけでなく、LINEに登録している電話番号の状態や、別の端末で行われた電話番号認証などでも発生することがあります。
大切なのは、慌ててアカウントを削除したり、すぐにLINEをアンインストールしたりしないことです。まず表示されている画面から再ログインできるか確認しましょう。
「アカウントからログアウトされました」と表示された場合は、最初に「再ログイン」を試します。画面に「削除」が表示されていても、復旧を確認する前にアカウントを削除しないよう注意してください。
「アカウントからログアウトされました」とは?
この画面は、これまで利用していたLINEアカウントを現在のスマートフォンで利用できない状態になったときに表示されることがあります。
たとえば、次のようなケースが考えられます。
- LINEに登録した電話番号と、現在契約している電話番号が違う
- 以前使っていた電話番号が別の利用者へ再割り当てされた
- 別のスマートフォンで同じ電話番号を使ってLINEの認証を行った
- 機種変更やアカウント引き継ぎの途中で認証状態が変わった
- 第三者によって認証操作が行われた
表示された時点では原因を一つに決めつけず、直前に電話番号変更や機種変更を行っていないかを順番に確認することが重要です。
まず「削除」を押さずに「再ログイン」を試す
画面に「再ログイン」と「削除」が表示されている場合は、最初に「再ログイン」を選びます。
- LINEを起動する
- 「アカウントからログアウトされました」の画面を確認する
- 「再ログイン」をタップする
- 利用できるログイン方法を選ぶ
- 本人確認を行う
利用状況によっては、電話番号のほか、Apple IDやGoogle アカウントなどを使って以前のLINEアカウントへ再ログインできる場合があります。
原因1:LINEに登録している電話番号が古い
特に注意したいのが、LINEに昔の電話番号を登録したまま使い続けていたケースです。
携帯電話の番号を変更したあともLINE側の登録番号を更新していなかった場合、以前の電話番号が一定期間後に別の利用者へ割り当てられることがあります。
その新しい利用者がその電話番号を使ってLINEの認証を行うと、以前その番号を登録していたLINEアカウントが影響を受け、「アカウントからログアウトされました」と表示される場合があります。
以前「090-XXXX-1111」を使っていたが、機種変更などで「090-XXXX-2222」へ変更。LINEには古い「090-XXXX-1111」が登録されたままだった、というケースです。
このケースでは、単純に第三者があなたのパスワードを盗んでLINEを乗っ取ったとは限りません。
ただし、古い電話番号が別の利用者によってLINEへ登録されてしまった場合、元のアカウントをそのまま引き継げないことがあります。
原因2:別の端末で同じ電話番号を認証した
自分自身で別のスマートフォンにLINEを設定した直後であれば、その操作が原因になっている可能性があります。
たとえば、次のような操作をしていないか確認してください。
- 新しく購入したスマートフォンでLINEの設定を始めた
- 予備のスマートフォンへLINEをインストールした
- 初期化したスマートフォンでLINEを再設定した
- 家族の端末などで自分の電話番号を入力した
- 同じ電話番号を使って新規登録・ログイン操作を進めた
心当たりがある場合は、新しい端末で表示されているアカウント名を確認し、以前使っていた自分のLINEアカウントを正しく引き継ぐようにします。
原因3:第三者による操作の可能性
電話番号を変更しておらず、自分で別端末から認証した覚えもないのであれば、第三者によって認証情報が入力された可能性も考える必要があります。
特に、直前に次のようなことがあった場合は注意してください。
- SMSで届いた認証番号を他人に教えた
- SNSやメールで届いた不審なURLからLINEにログインした
- 「LINEの本人確認」などを名乗るページで情報を入力した
- 見覚えのないログイン通知が届いた
- 友だちから「変なメッセージが届いた」と言われた
SMSなどで届くLINEの認証番号は、本人確認に使用する重要な情報です。家族や友人を含め、第三者へ教えないようにしてください。
電話番号で再ログインする方法
以前利用していたLINEアカウントに登録している電話番号を現在も利用しており、アカウントのパスワードも分かる場合は、電話番号を使って再ログインできる可能性があります。
- 「再ログイン」をタップする
- 「電話番号でログイン」を選ぶ
- 国と電話番号を入力する
- SMSで届いた認証番号を入力する
- 以前のLINEアカウントが表示されたことを確認する
- パスワードを入力する
- 画面の指示に従ってログインを完了する
SMSで認証番号を確認する
電話番号を送信すると、通常はSMSで認証番号が届きます。
届いた番号をLINEへ入力してください。端末によっては、受信した認証番号が自動的に入力されることもあります。
パスワードを入力する
電話番号の認証後、以前のLINEアカウントを利用するためにパスワード入力を求められることがあります。
ここでは、新しく適当なパスワードを入力するのではなく、以前のLINEアカウントに設定していたパスワードを入力します。
Apple ID・Google アカウントで再ログインする
利用していたLINEアカウントにApple IDまたはGoogle アカウントを連携していた場合は、それらを使って再ログインできることがあります。
- 「再ログイン」をタップする
- 「Appleで続ける」または「Googleで続ける」を選ぶ
- 連携していたApple IDまたはGoogle アカウントで認証する
- 表示されたLINEアカウントが自分のものか確認する
- 問題なければログインを進める
電話番号が変わっている場合
現在使っている電話番号と、以前のLINEアカウントに登録していた番号が違っていても、条件によっては以前のアカウントを引き継げる場合があります。
以前のLINEアカウントにメールアドレスとパスワードを登録していた場合は、それらを利用したログイン方法を確認します。
電話番号認証後に以前のアカウントが見つからない場合、「メールアドレスでログイン」など、表示される選択肢を確認してください。
「このアカウントは認証情報がありません」と表示された場合
「再ログイン」を進めたあと、「このアカウントは認証情報がありません」といった案内が表示される場合があります。
この状態では、以前のLINEアカウントを引き継ぐために利用できる認証情報が残っておらず、通常の方法ではアカウントを引き継げない場合があります。
電話番号、パスワード、メールアドレス、Apple ID・Google アカウントなど、利用可能な認証方法がない場合は、新しいLINEアカウントの作成が必要になることがあります。
古い電話番号が他人に再割り当てされた場合
LINEに登録していた電話番号をすでに解約しており、その番号が別の人へ再割り当てされたケースでは注意が必要です。
流れとしては次のようになります。
- 以前使っていた電話番号を解約する
- LINEには古い電話番号が登録されたままになる
- 一定期間後、電話会社から別の契約者へ番号が割り当てられる
- 新しい契約者がその番号でLINEを認証する
- 以前その電話番号を使っていたLINEアカウントが利用できなくなる
このケースでは、単純な「LINE乗っ取り」とは異なります。
また、元のLINEアカウントを引き継ぐことができない場合があります。その場合は現在使用している電話番号を使って、新しいLINEアカウントを作成することになります。
スタンプやLINEコインはどうなる?
以前のLINEアカウントを利用できなくなった場合でも、状況によっては購入済みの有料アイテムについてLINEへ問い合わせできる場合があります。
対象になる可能性があるものには、次のようなものがあります。
- 購入したLINEスタンプ
- 着せかえ
- 絵文字
- 課金アイテムの購入履歴
- LINEコイン
- LINEポイントの残高
- LINE STOREでチャージしたクレジット
ただし、必ず移行できるわけではありません。以前のLINEアカウントに登録していたメールアドレスを現在も利用できるかなど、アカウントを確認するための情報が必要になる場合があります。
いきなりLINEを再インストールしてもいい?
基本的には、最初からアンインストール・再インストールするのではなく、まず現在表示されている画面から「再ログイン」を試すことをおすすめします。
再インストールが必要になるケースもありますが、端末内に残っているトーク履歴をバックアップしていない場合は注意が必要です。
LINEアプリを削除すると、その端末内だけに保存されていた未バックアップのトーク履歴を復元できなくなる可能性があります。復旧方法として再インストールが必要だと確認できるまでは、むやみにアプリを削除しない方が安全です。
ログインできたらセキュリティ設定を確認する
無事に以前のLINEアカウントへ戻れた場合は、そのまま使い続けるだけでなく、アカウント情報を確認しておきましょう。
1.登録電話番号を確認する
LINEに登録されている電話番号が、現在契約している自分の電話番号になっているか確認します。
電話番号を変更したにもかかわらずLINEの登録情報を更新していない場合は、同じ問題を防ぐためにも現在の情報へ更新しておくことが重要です。
2.メールアドレスを確認する
登録しているメールアドレスが現在も受信できるものか確認します。
すでに使えない携帯キャリアのメールアドレスや、解約したサービスのメールアドレスが登録されている場合は、現在利用できるメールアドレスへ変更しておくと安心です。
3.パスワードを確認・変更する
第三者による操作が疑われる場合や、現在のパスワードを長期間変更していない場合は、パスワードを変更します。
ほかのWebサービスと同じパスワードを使い回している場合は、LINE専用のパスワードへ変更することも検討してください。
4.ログイン中の端末を確認する
LINEへログインできるようになったら、PC版LINEやiPadなど、自分のアカウントにログインしている端末も確認しておきます。
基本的な確認手順は次のとおりです。
- LINEの「ホーム」を開く
- 右上の「設定」を開く
- 「アカウント」をタップする
- 「ログイン中の端末」を開く
- 表示されている端末を確認する
知らないPCや端末が表示されている場合は、その端末をログアウトさせたうえでパスワードを変更してください。
「削除」を押してしまった場合
「アカウントからログアウトされました」の画面で誤って「削除」を押してしまった場合も、すぐにあきらめる必要はありません。
以前のLINEアカウントに登録していた電話番号やパスワードなどの認証情報が利用できるのであれば、LINEアカウントの引き継ぎを試せる場合があります。
ただし、アカウントそのものを完全に削除する操作まで完了している場合など、状況によっては復旧できないことがあります。
再ログインできないときの確認ポイント
| 状況 | 確認すること |
|---|---|
| 電話番号は同じ | SMS認証ができるか、以前のパスワードが分かるか確認 |
| 電話番号を変更した | 以前登録したメールアドレスやパスワードを確認 |
| Apple IDを連携していた | 「Appleで続ける」から以前連携したApple IDを使用 |
| Google アカウントを連携していた | 「Googleで続ける」から以前連携したGoogle アカウントを使用 |
| 昔の電話番号を解約済み | 古い番号がLINEに登録されたままではなかったか確認 |
| 見覚えのない操作がある | 第三者による不正操作の可能性を考え、復旧後にパスワードを変更 |
| 利用できる認証情報がない | LINEヘルプの案内を確認し、必要に応じて問い合わせる |
LINEへ問い合わせるときに準備したい情報
自分で再ログインやアカウント引き継ぎができない場合は、LINEの問い合わせ窓口を利用します。
問い合わせ時には、できるだけ次の情報を整理しておくと状況を説明しやすくなります。
- 問題が発生した日時
- 表示されたエラーメッセージ
- 利用していたLINEの表示名
- 登録していた電話番号
- 現在使用している電話番号
- 登録していたメールアドレス
- 利用しているスマートフォンの機種
- iPhoneかAndroidか
- 直前に機種変更・電話番号変更をしたか
- 別の端末でLINEの認証を行ったか
- 不審なWebサイトへ認証情報を入力した可能性があるか
LINEアカウントに関する問い合わせは、基本的に問題が発生している本人から行います。入力内容に誤りがあると確認に時間がかかる可能性があるため、分かる範囲で正確に入力しましょう。
今後ログアウトされないために確認しておきたいこと
アカウントを復旧できたら、同じトラブルを防ぐために次の項目を確認しておくことをおすすめします。
- LINEに現在利用中の電話番号を登録する
- 現在受信できるメールアドレスを登録する
- LINEのパスワードを忘れないよう管理する
- Apple IDまたはGoogle アカウントとの連携状態を確認する
- 定期的にトーク履歴をバックアップする
- SMSの認証番号を他人へ教えない
- LINEを装った不審なURLを開かない
- 見覚えのないログイン端末がないか確認する
よくある質問
Q.突然ログアウトされたら乗っ取り確定ですか?
いいえ。第三者による操作の可能性はありますが、それだけが原因ではありません。LINEに古い電話番号が登録されたままになっていた場合や、別端末で同じ電話番号を使って認証した場合などでも発生することがあります。
Q.「再ログイン」と「削除」はどちらを押せばいい?
以前利用していたLINEアカウントを取り戻したい場合は、まず「再ログイン」を選びます。復旧できるか確認する前に「削除」を押すことは避けましょう。
Q.LINEを再インストールすれば直りますか?
再インストールが必要になるケースもありますが、最初から行う方法ではありません。未バックアップのトーク履歴がある場合はデータを失う可能性もあるため、まず再ログインを確認してください。
Q.電話番号を変えていても元のアカウントに戻れますか?
以前のLINEアカウントにメールアドレスとパスワードを登録していた場合や、Apple ID・Google アカウントを連携していた場合など、条件によっては再ログインできる可能性があります。
Q.パスワードを忘れた場合は?
登録済みのメールアドレスなど、利用できる本人確認方法があるか確認します。ログイン画面にパスワード再設定の案内が表示される場合は、その案内に従って操作してください。
Q.古い電話番号を別の人が使っていたら乗っ取りですか?
必ずしも乗っ取りではありません。解約された携帯電話番号は一定期間後に別の契約者へ割り当てられることがあります。その電話番号がLINEに登録されたままだった場合、新しい契約者による通常の認証操作が影響することがあります。
まとめ
LINEで「アカウントからログアウトされました」と突然表示されても、すぐにアカウントが乗っ取られたと判断する必要はありません。
LINEに登録していた電話番号が古い、別端末で同じ電話番号を認証した、第三者によって認証操作が行われたなど、複数の原因が考えられます。
画面が表示されたら、まず「削除」を押さずに「再ログイン」を選びましょう。
現在も同じ電話番号を利用している場合は電話番号とパスワード、電話番号が変わっている場合は登録済みメールアドレスやパスワード、連携済みの場合はApple ID・Google アカウントなどを利用して復旧できる可能性があります。
無事にログインできたあとは、電話番号・メールアドレス・パスワード・ログイン中の端末を確認し、今後の機種変更やトラブルに備えてアカウント情報を最新の状態にしておきましょう。
